回答:他社製品はモリブデンやPTFEのように単一の成分で潤滑性を向上させる商品が多いようです。LUBE-Xは、複数の成分が低摩擦の多層被膜を形成して広範囲な領域の摩擦摩耗を低減させることを可能にしました。
回答:極圧剤(注)と特殊ナノレベル微粒子潤滑剤に有機化合物をバランス良く配合しています。 それぞれ役割や特性の異なる被膜を金属面に形成して相乗効果によって優れた耐摩耗摩擦性能を実現しています。(注)極圧剤に塩素系化合物は含んでおりません。
回答:オイル交換時に添加してください。但し、新車の場合はオイル交換は不要です。
回答:はい、1本全量添加ください。 LUBE-X 1本(内容量230ml)でオイル量3~6Lに対応しています。
回答:自動車エンジンであれば、全てのタイプにご使用頂けます。 また、車種や年式、走行距離を問いません。
回答:いいえ、指定はありません。 鉱物油、化学合成油、エステル油など、どのタイプでもご使用頂けます。また、LUBE-Xを添加してもオイルの粘度や特性に影響を与えることはありません。
回答:いいえ、従来通りのサイクルで交換してください。 耐摩耗性や清浄分散性の向上で、摩耗紛やスラッジの堆積は減少しますが、オイル自体の性能は変わりませんので定期交換をお勧めします。
回答:湿式クラッチを採用している二輪車にはご使用をお控えください。 影響は僅かと思いますが、湿式クラッチが滑る可能性がございます。
回答:はい、オイル交換した後にご使用下さい。 LUBE-X の性能を充分発揮させるために他社添加剤との併用はお避け下さい。
回答:エンジンは多くの部品から構成されています。 まず、エンジンの摩擦摩耗する主な箇所について説明します。
クランクシャフト:ピストンの往復運動を回転運動に変える部品で、エンジンと同じ回転数で毎分/何千という高速で回転をしています。とりわけ、クランクシャフトを支えている軸受には瞬間的に何百kgという面圧がかかると云われています。 因みにこの軸受け(メインベアリング)には、金属同士が直接接触しないように常にオイルが介在しており、厳密なオイルクリアランスの管理が必要になります。
カムシャフト:燃焼室の吸排気バルブを開閉させる各気筒のカムをまとめて1本に備えているシャフトで、クランクシャフトの回転をタイミングチェーンで連動させています。このシャフトも高速回転してカムとバルブを開閉させるロッカーアームの接触面には激しい摩擦が生じています。
ピストン:ピストン頭頂部は最も高温の燃焼熱に晒される箇所で油膜を保持し難く、シリンダー内壁とピストン(リング)のクリアランスが摩耗により広がると、燃焼室の混合気や燃焼ガスがピストンリング側面から漏れて圧縮や燃焼効率の悪化に繋がります。またオイルの希釈や酸化劣化などを招いて潤滑性能が低下します。
このようにクランクシャフトの100分の数mm程度の振れ(湾曲)や軸受けベアリングの僅かなオイルクリアランス不足、カムとロッカーアームのクリアランスの微小な拡大など、高回転高負荷の箇所では偏摩耗に繋がる可能性があります。
LUBE-X を継続的に使用した場合、メタル摺動部の潤滑性が高まり摩耗が減少し耐久性が向上します。
回答:摩擦摩耗にともなうメカニカルノイズや振動の低減が挙げられます。 また清浄分散剤の配合により、オイル流路に発生するスラッジやカーボンデポジットの蓄積を抑えエンジン内部をクリーンに保ちます。
回答:開発段階で評価を行い、ゴム系シール材への悪影響が無いことを確認しています。ご安心してお使いください。
回答:化審法、土壌汚染法などで規制されている有害物質は含有しておりません。但し、労働安全衛生法で表示義務のある鉱油(合成油含む)は、エンジンオイル全般に表示があるとおり、安全データシートに記載項目として掲載しています。
ファインルーブ株式会社